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【お尻の悩み相談室】
肛門にできた痛みのないしこり

〝肛門部にしこりがある〟というだけで他に症状がなければ、気にかけないことが多いと思います。胃や大腸の検診を受けても、肛門は大丈夫と、ほとんどの方が無意識に思い込んでいるのではないでしょうか。しかし、しこりの中には、がんを疑うものもありますので注意が必要です。

肛門の入り口周辺に発症する「肛門のがん」は、大腸がんや胃がんなどに比べると数が少なく、比較的珍しい疾患です。初期では自覚する症状はありませんが、進行すると肛門周囲に消しゴムくらいの硬さのしこりとなって現れたりします。出血や、便が出にくくなったり、細くなることもあります。また、長年、痔ろうの炎症を繰り返し、肛門周囲のしこりが硬くなっていませんか。そのしこりが数カ月あるいは数年かけて少しずつ大きくなってきている方などは、悪性のしこりではないか、一度、診察・検査を受けてください。

普段から排便時や入浴時に、肛門に注意を払う習慣をつけてください。痔だと自分で思い込み治療が遅れることのないよう、痛みや出血がなくてもしこりを自覚したら放っておかず、肛門科を受診しましょう。早期発見・治療すれば、根治する可能性も高まります。

2019-03-10

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