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【お尻の悩み相談室】
寒い時期も適度な水分補給をして、健康な便を!

寒い時期になると水分を摂る量が急激に減ります。高齢者は特にその傾向が顕著で、便が硬くなり出にくくなります。ほぼ毎日排便がある方でも冬になると便秘になり、いきんでも、浣腸を使っても、下剤を服用しても排便できず、便が詰まって苦しむ方が現れます。詰まった便をかき出せればよいのですが、容易にはできませんし、直腸や肛門を傷つける可能性もあります。

数日間排便できずにいると、コロコロの粘土状の便がくっつきあって肛門をふさいでしまう状態になります。下剤を飲んでも、緩くなった便が、詰まった便と肛門壁との隙間を通って出てくるだけで、肛門の不快感や圧迫感がさらに増します。最終的には救急病院のお世話になる方もいます。

便を詰まらせないための予防は、毎日排便をすることです。冬場でも十分な水分補給を心がけ、便が出ない時は浣腸をしてでもその日のうちに出します。便が硬めの方やコロコロ便の方は、薬や浣腸などを常備しておき、2日は溜めないように日頃から気をつけましょう。

また、風邪薬や咳止め薬は便秘になりやすく、注意が必要です。便は毎日出し、次の日に残さない。この習慣がとても大切です。

2018-12-22

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