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排便の度、切れ痔になってなかなか治りません。

切れ痔は、排便時に皮膚が切れて痛みや出血を伴う病気で、原因の殆どは、運動量や摂取する水分量の減少から便秘傾向となり、便が硬く太くなってしまうことです。冬場などに悪くなりがちです。

また、近ごろ増えているのは、牛乳、ヨーグルト、豆乳、アルコールなどを摂り過ぎて、軟便や水様便が通常になっている患者さんです。軟便や下痢に多く含まれる腸液は刺激が強いため、排便の度に肛門や肛門周囲の皮膚を傷つけ、弱くし、切れやすくします。

 それに加え、温水便座やおしりふき、石鹸などできれいにし過ぎて、本来あった皮膚のバリア機能を失い、さらに弱くしてしまっている方もいます。こうなると少しのきっかけで肛門がすぐに切れ、伸びも悪化します。皮膚自体が健康な状態に戻らないと完治もしません。生活習慣が多様化し、切れ痔の原因も複雑化しているのです。

 切れ痔を繰り返す方は、まずは食生活を見直し、形のあるつながった良い便を毎日出すように心がけましょう。また、肛門や肛門周囲の皮膚を傷めないよう、きれいにし過ぎないことも大切です。それでも症状が改善しない時は肛門科を受診し、治療を受けることが必要になります。

2021-01-29

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