肛門をきれいに洗っているのに切れ痔が治らず、痛いです。

肛門に痛みやかゆみがあると、常に清潔にしなければいけないと思い、排便後に毎回温水便座で洗浄したり、入浴時にたっぷり石鹸をつけてこすり洗いしたり、赤ちゃん用のお尻ふきで念入りに拭いたりする人がいます。中には消毒液を使っている人もいるようです。

しかしおしりは、実は過剰にきれいにしてはいけないのです。なぜなら、もともと人間の肛門周囲には、便から皮膚を守る機能があって、肛門を必要以上にきれいにする行為は、わざわざその機能を壊していることになるのです。
つまり、洗いすぎると皮膚を保護する脂分(あぶらぶん)が取れてしまい、表皮が弱り、皮膚の再生が難しくなります。その結果、傷が治らず、痛みが続くのです。洗い過ぎが原因となって、肛門周囲が浮腫み、皮膚の色が真っ白になっている方もおられます。

温水便座やシャワーでの洗浄などは、肛門の皮膚がデリケートな方や痛んでいる方にとって必ずしも良いものではありません。日常の洗浄で皮膚のうるおいがなくなり、備わっているバリア機能が正常を保てず、かゆみが出たりする場合もあります。

肛門のためには、形状のいい便を毎日出すことを心掛け、くれぐれも綺麗にし過ぎないようにしていただきたいです。

【お尻の悩み相談室】 2019-07-27

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