切れ痔Hemorrhoids

切れ痔とは?

切れ痔は裂肛、裂け痔ともいい、肛門の外傷といってよい病気です。かたい便が肛門から出るときに歯状線より外側の肛門上皮が切れて裂け、はげしく傷んだり出血したりする痔です。頻回の下痢でも肛門上皮が切れることがあります。

便秘気味・便が固い方は要注意!

普段から便秘気味の方や便が固い方は、切れ痔が慢性化する場合があります。切れ痔ができる肛門上皮には痛みを感じる神経があるので、便が通過すると傷口がこすれてはげしく痛みます。
排便時の痛みがいやで便意をがまんする事で更に便が固くなってしまい、便秘→切れ痔になる悪循環になることもあります。

切れ痔の経過と特徴

痛みがなくなっても、治療は怠らないこと。
再発を繰り返すと慢性化します。

①初期

  • すぐ切れてすぐ治る
  • すぐ治りすぐ再発する方も
  • くりかえす人は、2~3ヶ月の軟膏治療が必要。

②中期

  • 小さなイボも生えてくる。
  • 痛みがなくなったからといって治療を怠ると絶対治らない。
  • 切れ痔がさらに深くなる。

③慢性切れ痔

  • すぐ切れてすぐ治る

④さらに悪化

  • 肛門がせまくなる!!
  • ちょっと広げるとすぐ切れる(もろくなった肛門の皮膚)
  • 筋肉が凝り固まって伸びなくなり、肛門が広がらなくなる、肛門狭窄の状態です。

切れ痔の原因

切れ痔の主な原因は、便秘時の硬い便で肛門周辺の皮が切れてしまうことです。また、体質的に元々肛門が狭い人は切れ痔になりやすいです。

切れ痔は比較的女性に多くみられます。ダイエットなどによって食事制限をすると、その分、便の量も少なくなるので腸の働きが鈍くなり、便秘になることが多いからです。

また、便を柔らかくするお茶、サプリメント、お薬やヨーグルト、温水便座の使用なども、切れ痔の原因として最近多くなっています。

切れ痔の治療

切れ痔は、多くの方が薬による保存的治療で改善しています。
症状が進行している場合は、手術による治療が必要です。

保存的治療
(生活習慣改善・お薬での治療)

痔の多くは生活習慣による病気です。うまくお薬を使用し、便通を良くしつつ軟膏をつけることで、症状はかなり改善します。約75%の方が保存的治療で改善しています。

急に切れ痔になった人は、最低3週間は薬を服用しましょう。慢性の人は、痛みがなくなってから2~3ヶ月はお薬を使いましょう。痛みが消えたら治ったと思うのが最も危険です。治療せずに我慢しておいた場合、切れ痔の手前と奥に、お薬ではなくならないイボが出来てきます。

※ヨーグルト、乳製品、便を柔らかくするお薬を摂取する際は、便がチューブ歯磨き粉より柔らかくならないようにして下さい(水の中に便が落ちた時、崩れるのは柔らか過ぎです。)

日帰り手術による治療

切れ痔の手術は、15分から30分程度で終わります。昔からの手術や麻酔の方法では、痛みが強く入院が必要でしたが、手術や麻酔により、楽に痔の治療が受けられるようになりました。

切れ痔の治療は日帰り手術で治療できます。症状に応じて適切な施術をおこないます。

※重症の方は、2度・3度の処置が必要な場合もあります。

手術後について

日帰り手術なら翌日から普通の生活を送っていただけます。

  • 手術当日、安静は不要です。どんどん動く方が、傷口の血流がよくなり早く治ります。
  • 手術の翌日からシャワーOK、翌々日から入浴が可能です。
  • 日帰り手術では、翌日から普通の生活が可能です。
  • 手術後に強い痛みがあるとき、またはポタポタと出血したときは、すぐに当院まで連絡してください。

痔の簡易診断

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