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【院長コラム】
下肢静脈瘤が腫れた時

足に「血管のコブ」が浮き出る下肢静脈瘤という病気は、進行するとさまざまな症状が現れます。

この病気は静脈の血管が壊れることが原因で発症し、こむら返り・ダルさ・痒み・色素沈着などの症状が徐々に出てきます。癌のような悪性の病気ではなく、良性の病気ですので、特に強い症状がなければ治療せずに経過観察でも問題ないことが多いです。

しかし、稀に急速に症状が悪化することがあります。膝下内側の表面の血管(静脈)が急に腫れてきて、皮膚が赤くなり、少しずつその範囲が広くなってくる症状が出た時は、直ぐに治療が必要です。

これは、原因となる下肢静脈瘤の血管内に血栓ができて炎症を起こしているのです。

また、深部静脈という足の深いところの静脈に血栓ができると、深部静脈血栓症という病気になります。放置しておくと、その血栓が肺に移動する恐れがある為、緊急の入院治療が必要となります。早期に診断がつけば、内服液による治療も可能です。

このような緊急性のある症状は、私どもの施設でも年に数例あります。下肢静脈瘤があり、腫れて痛みが出た場合には、直ぐに近くの医療機関での診察をおすすめします。

2017-08-18

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