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(2004/5~2024/10)内訳
痔は男性の方が多いというイメージがありますが、実際は女性も痔を患っている方が多いようです。これは、女性の場合、恥ずかしいという理由で「隠れ痔主」が圧倒的に多いからです。
女性が痔になりやすい大きな要因として、痔の代々の原因である便秘の人が多いためです。 女性は便意を催しても我慢して便秘になりがちですし、生理の前には女性ホルモンの作用で腸の働きが鈍り、便秘を起こしやすいという事情もあります。
便秘の女性がいきんで無理に便を出そうとして切れ痔になるというケースが最も多く見られ、また出産により痔を発症したり悪化する方も多く見られます。 妊娠中は子宮の重さで骨盤が圧迫され痔になりやすく、更に出産時に強くいきむことが原因です。また女性は冷え性の方が多いのも、肛門周辺の血流を悪化させ痔になったりすることもあります。
このように女性は、痔になりやすい女性特有の事情を抱えています。苦痛を我慢したり1人で悩まず、早めに診察を受けるようにしましょう。
生理の前後2週間や妊娠初期に多く分泌される黄体ホルモンの影響で、女性は便秘になりやすい傾向があります。黄体ホルモンは体温を上げるほか、からだに水分や塩分を溜め込む働きがありますので、腸から便の水分が吸収されるために、便が硬くなってしまい出にくくなります。
無理なダイエットも便秘の大きな要因です。特に朝食を抜くことは必ず便秘になるといっても過言ではありません。朝食を抜いたり、極端に食事の量を減らすと便意が起こらなくなります。
妊娠すると、体中の血液がお腹に集まって肛門まわりの血流が悪くなって静脈が圧迫されて、肛門から心臓への血液の戻りが悪くなるためにうっ血が強くなります。
また、もともと便秘体質でない女性でも妊娠すると黄体ホルモンがさかんに分泌され、さらに普段に比べて運動量が減りますので、便秘になりやすく痔を発症します。そこに排便時の何倍もの力がかかるいきみが肛門周辺にかかるため、肛門に痔ができる場合があります。
からだが冷えると肛門周辺の血流が悪くなりますので、うっ血して痔を発症することがあります。冬の寒さが原因で痔が悪化する方も多いですが、夏場でも冷房の効き過ぎた場所で長時間いると、冬場同様体の血流が悪くなります。 また、ホルモンのバランスで冷えやすい体質の方もいます。薄着の季節は、冷えへの対策も万全に注意しましょう。
このように、女性は痔になりやすい女性特有の事情を抱えています。
苦痛を我慢したり1人で悩まず、早めに診察を受けるようにしましょう。