医療用弾性ストッキング

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(2004/5~2020/2)

医療用弾性ストッキングとは?

弾性ストッキングは、市販と医療用のものがありますが、市販のものは圧迫する圧力が医療用弾性ストッキングに比べると約半分です。

圧迫率が高い医療用弾性ストッキング

医療用弾性ストッキングを履く女性のイメージ

医療用弾性ストッキングは、特殊な編み方により、足をしっかりと圧迫するように出来ています。
足首部分が最も圧力が強く、上に行くにしたがって圧迫圧が弱くなっていきます。下肢静脈瘤が進行するにつれ、 圧迫圧の強い弾性ストッキングが使用されます。
弾性ストッキングは医療用とは別に市販されているものがありますが、市販品は汎用性が高い分、着用者によっては効果が殆どない場合もありますので、きちんと診察を受けた上で患者さまに最適な医療用弾力性ストッキングの着用をおすすめします。
下肢静脈瘤は女性だけではなく男性にも症状が出ることもございますので、男性用の医療用弾性ストッキングもございます。

医療用弾力性ストッキングの目的
  • 下肢静脈瘤の症状をやわらげる(足の"むくみ"や"だるさ"が軽減します)
  • 合併症予防(湿疹・うす茶から異色の色素沈着、皮膚潰瘍などの予防)
メリット
  • 低価格(手術に比べて)
  • 短時間で治療ができる。
  • 履くだけなので日常生活の中で続けられる。
デメリット
  • 保険がきかない。
  • 履いている間しか効き目がない。
  • あくまで静脈瘤の進行を止める為の方法なので、静脈瘤自体はなくすことができない。
  • 夏に着用すると暑い。

医療用弾性ストッキングを履きやすくする補助器具

補助器具を使用して医療用弾性ストッキングを履くイメージ

医療用弾性ストッキングは、特殊な編み方により、足をしっかりと圧迫するように出来ていますが、はくときに少しコツが要ったり力を必要とします。
下肢静脈瘤の予防としての性能を重視している分、普通のストッキングに比べるとどうしても履きにくいという声が多く寄せられています。
そこで、ストッキングを楽にはけるように、ストッキングを伸ばした状態ではけるようになる補助器具があります。
この補助器具を使用すると、患部にストッキングが擦れないので、手術直後には特に有用です。

医療用弾性ストッキングの交換時期について

補助器具を使用して医療用弾性ストッキングを履くイメージ

上記でも説明しましたが、医療用弾性ストッキングは、足を圧迫することで血液を足に滞留させずに心臓に戻しやすくして下肢静脈瘤の進行を防ぐ効果があります。
医療用弾性ストッキングは、使用頻度によりますが長期間利用していると徐々に圧迫圧が落ちてきます。圧迫圧の落ちたストッキングは、下肢静脈瘤の進行を防ぐ効果が下がりますので、履いた時に締め付ける力が少し弱くなったかな?と感じたら、新しい医療用弾性ストッキングに取り換えてください。
取り換えの目安としては、2枚の医療用弾性ストッキングを交互に履いた場合、使用期間6カ月程度となります。但し製品や使用頻度など個人差がございますので、お気軽にクリニックまでご相談下さい。

医療用弾性ストッキングQ&A

医療用弾性ストッキングについて、患者様から多く質問されたものをQ&A形式でご紹介させて頂きます。

弾力性ストッキングなら何でもいいの?
医療用弾性ストッキングは患者様それぞれの症状により色々なタイプ・サイズがありますので、医師の指示で適切なものを使用する必要があります。
圧迫が何故良いのでしょうか?
足全体を程よい圧力で圧迫することは、静脈血の流れを助け、循環をよくします(圧迫により表面の血管に停滞する血液を減らす効果があります)。
こんなに締め付けられたら血がめぐらなくなるのではないか?
はじめて医療用弾性ストッキングを使用するときにみなさまが思われる質問です。一箇所を締め付けているのではないので、足の血の流れには影響しません。表面に停滞している血液を深部のメインの血管に戻します。
ストッキングの着用を避けないといけないときは?
以下のような症状がある場合は、ストッキングの着用は控えて、かかりつけの医療機関で確認して下さい。
  • 皮膚に化膿した傷がある場合
  • 動脈血行障害が重い場合
  • 皮膚炎を起す場合

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