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(2004/5~2020/1)

下肢静脈瘤について

医療用弾性ストッキングを履く女性のイメージ

足にコブのような腫れ。むくむしダルい、痒みなど…。このような症状は、下肢静脈瘤の症状であることが考えられます。
下肢静脈瘤は直接命に係わるような病気ではないので放置されるケースや、下肢静脈瘤のあらゆる症状を加齢現象だから…と思い込んで、辛い症状をずっと我慢して症状が進行してしまってから受診するケースなど症状が悪化してしまってから治療される方が多いです。
症状が進行する前に適切な治療を受ける事で、快適な毎日を過ごして頂く事ができます。

下肢静脈瘤ってどんな病気なのでしょうか?

下肢静脈瘤って、どんな病気?

静脈弁が壊れて、本来心臓に戻るべき血液が逆流し、行き場がなくなってコブが出来るイラスト

「下肢静脈瘤」とは、血管(静脈)内にある血流を支える弁が壊れ、足の血液が停滞して溜まり、足の静脈血管が浮き出てきて、あちこちでコブ状に膨らみ目立つようになった症状のことです。

  • 足がつる、むくむ、疲れやすい、
  • 皮膚が変色した、かゆい・・・

これらは下肢静脈瘤の症状です。そのまま放っておくと、足のだるさやむくみ、かゆみや湿疹となり、重症になると、皮膚が黒ずみ、ただれてきます。足にコブ状の症状があっても痛みや痒みもない場合もあり、症状には個人差があります。また膝の裏側など、日常では気付きにくい場所に出来る場合もありますので、少しでも違和感を感じたら早い目に検査を受ける事が大切です。

下肢静脈瘤の症状画像その1
下肢静脈瘤の症状画像その2
下肢静脈瘤の症状画像その3
下肢静脈瘤の症状画像その4

下肢静脈瘤の原因

下肢静脈瘤は、症状が進行すると治療しない限り治りません。下肢静脈瘤の原因を知ることで、未然に防ぐことや症状を進行しないよう(悪化させないよう)にする事が可能です。

静脈弁がきちんと機能していれば血液は逆流せず循環するイラスト

血液の逆流によって血液が滞留→下肢静脈瘤に。

下肢静脈瘤は最終的には出血、潰瘍(皮膚がガサガサになる)にまで発展することもあります。 下肢の血液は、足の運動によって心臓に戻っていきます。
また静脈には、血液の逆流を防ぐための弁があり、血液が重力に負けて下へ引かれ逆流しないようにくい止めています。

この逆流防止弁は、足の付け根や膝の裏など、太い静脈血管の合流部で壊れ、これが原因で血液は逆流し、足の下の方に血液が溜まり、静脈がこぶのように膨らむのです。 皮膚に症状がなく、全く気にしていなければ治療する必要はないという病気でもあります。

どうして下肢静脈瘤になってしまうの?

正常な静脈弁と下肢静脈瘤になってしまった静脈弁のイメージ

下肢静脈瘤は、症状が進行すると治療しない限り治りません。下肢静脈瘤の原因を知ることで、未然に防ぐことや症状を進行しないよう(悪化させないよう)にする事が可能です。

「下肢静脈瘤」の多くは足の静脈にある血液の流れる方向を決めるための弁が悪くなって起こります。静脈の弁は血液が心臓の方向へ流れるように一方通行弁になっていますから、この弁が悪くなると血液は逆流を起こしてしまうからなのです。

下肢の血液は、足の運動によって心臓に戻っていきます。また静脈には、血液の逆流を防ぐための弁がついていて、血液が重力に負けて下へ引かれ逆流しないようにくい止めています。

この逆流防止弁が、足の付け根や膝の裏など太い静脈血管の合流部で壊れ、これが原因で血液は逆流し、足の下の方に血液が溜まり、静脈がこぶのように膨らむのです。足の静脈にはいくつもの弁があるため、一部が逆流を起こしても正常な静脈弁が正常な血液を流すので全体的な影響はありません。

下肢静脈瘤ができるまでの順序と正常な静脈と逆流防止弁が壊れてしまった血液の流れ

下肢静脈瘤の症状

下肢静脈瘤は徐々に進行する病気で、生命を脅かすような病気ではありません。下肢静脈瘤が原因で、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすことはありません。しかし、病状が進行すると潰瘍になることもあり、放置しておくと潰瘍部分から他の病気に感染するなど悪化することもありますので、初期症状のうちに治療しておくべきです。

下肢静脈瘤のタイプ

下肢静脈瘤の症状は人によって様々ですが、大きく分類すると「伏在静脈瘤」「網目静脈瘤」「クモの巣静脈瘤」の3つのタイプに分けることができます。

伏在静脈瘤のイラスト
伏在静脈瘤(3mm以上)

大伏在静脈や小伏在静脈の逆流防止弁が壊れて血管がポコリと浮き出る静脈瘤です。下肢静脈瘤の中では一番多い症状で、大きい静脈瘤となりますので、レーザー治療による手術で治療します。

伏在静脈瘤の症状を撮影した画像
網目静脈瘤のイラスト
網目静脈瘤(2~3mm)

皮膚のすぐ下の浅い場所に発症する、細い静脈に出来る下肢静脈瘤の症状で、血管が青く網目状に見えています。小さな静脈瘤ですので、この症状ですと注射による硬化療法にて治療します。

網目静脈瘤の症状を撮影した画像
蜘蛛の巣静脈瘤のイラスト
蜘蛛の巣静脈瘤(0.5~1mm)

1mm以下の細い静脈瘤が蜘蛛の巣状に広がって見える症状です。こちらも自覚症状が殆ど感じる事がなく、静脈瘤としては軽度で、何らかの症状がない限りは特に治療を必要としません。

蜘蛛の巣静脈瘤の症状を撮影した画像
下肢静脈瘤の重症度簡易チェック

あなたの下肢静脈瘤の症状を簡単にチェックしましょう。

重症度1 血管の色が目に見えて浮き出ている(軽症)
重症度2 コブ状に血管が浮かび上がって見える(軽症)
重症度3 足のうっ血による症状がある(だるさ、むくみ、足がつる、重い、疲れやすいなど)
重症度4 足の皮膚の炎症症状がある(かゆい、色素沈着、発赤、皮が厚くなる、かたくなるなど)
重症度5 出血や潰瘍を認める(重症:歩行が困難となる場合もある)

下肢静脈瘤を放置しておくと・・・

下肢静脈瘤の初期の症状としてよく見られるのは、
「静脈がコブ状に膨らんでいる」
「血管が少し太くなる」

といった気付きにくいものがほとんどで、その後徐々に「だるさ」「むくみ」などが生じてきます。また、頻繁に足がつったりする症状なども起こり、更に「かゆみ」や「湿疹」なの症状出てきます。
こうなってくると、早急に適切な処置を施さないと、皮膚炎・皮膚硬化・ただれ・潰瘍と、さらに重症化します。

画像

静寂弁が壊れきちんと閉まらないので下流の静脈に血液が溜まると、写真のようにコブができ膨れてしまいます。

画像

下肢静脈瘤の症状が進行すると、その周辺の皮膚が茶色ぽく変色してきます。更に放置しておくと黒っぽくなっていきます。

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血管が浮き出ている状態です。初期段階の軽症ですが、放置すると進行し、足がだるくなったりうっ血の症状が出ます。

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下肢静脈瘤における色素沈着の症状です。血液の滞留が続くとこのような症状が現れます。色素沈着は手術を行っても消す事は難いため、早めの治療が必要です。

画像

下肢静脈瘤を放置すると、湿疹や出血、その後は潰瘍など重症に進行します。この画像は湿疹発症から潰瘍の初期段階ですが、早めの治療をオススメします。

下肢静脈瘤を長期間放置すると皮膚潰瘍になります。潰瘍に進行してしまうと治るまでに数ヶ月かかる上、歩行も困難で日常生活にも多くの支障が生じます。

下肢静脈瘤の治療を受けた方が良い人

以下のような症状が見られる場合は、早期に専門の医療機関にて診察を受けて下さい。

  • 足にシミ(色素沈着)、潰瘍(うっ滞性皮膚潰瘍)が出来てしまった人
  • 足が重い・だるい・むくむ・かゆい・こむら返りが起こるといった症状に悩んでいる人
  • 足に熱を持ち赤くはれ、強い痛みのある人(ふとももにできた方は、将来肺梗塞の危険もあるため手術をすすめます)
  • 血管のコブが気になる、見た目が悪いと足の外観を気にしている人

色素沈着(しきそちんちゃく)
うっ滞性皮膚炎が進行すると、黒ずんだ部分の皮膚が硬くなったり厚くなったりする症状。色素沈着の症状は、レーザー治療で手術しても直ぐには消えません。

うっ滞性皮膚潰瘍(うったいせいひふかいよう)
皮膚がエグれて赤黒い潰瘍になり下肢静脈瘤の症状で最も重症な合併症です。常に痛みや出血があったり、歩行も困難になるケースもあり日常生活に大きな支障が生じます。

下肢静脈瘤ができやすい人

血管疾患である下肢静脈瘤は、近年日本でも認知度は高くなり、新聞・雑誌などメディアでも目や耳するようになりました。下肢静脈瘤と診断された人の数を統計的にすると、以下のとおりです。

正常な静脈弁と下肢静脈瘤になってしまった静脈弁のイメージ
女性に多い(性的な要因です)
女性の場合、歳を経るに従って、下肢静脈瘤が発生する頻度は上昇してきます。
立ち仕事が多い人
美容師・調理師・店員などの立ち仕事に従事している人に下肢静脈瘤を発症する人が多いのが特徴です。
加齢
年齢を重ねるにつれて、静脈や静脈の弁が弱くなり下肢静脈瘤を発症する原因になります。
加齢妊娠時
下肢静脈瘤は妊娠時に発症する事が多々あります。その為、妊娠時に血管の浮きを感じてくる場合には、下肢静脈瘤を予防する為に、弾性ストッキングを着用することが勧められます。
遺伝的要因も関係しているとされていますので、近親者に下肢静脈瘤の方がいる場合、妊娠の際にはより注意をする必要があります。
遺伝
親族が下肢静脈瘤をもつ場合、発生頻度が高くなります。

下肢静脈瘤について詳しく読む

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①下肢静脈瘤について

足にコブのような腫れ。むくむしダルい、痒みなど…。このような症状は、下肢静脈瘤の症状であることが考えられます。

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