初診は2023年9月下旬以降に予約できます。
日帰り手術は2023年10月上旬以降に予約できます。
日帰り手術件数 12,687件
(2004/5~2023/8)内訳
当院では、下肢静脈瘤の患者様には以下の診察・検査を行います。下肢静脈瘤を治療するにあたり、手術による治療が必要か保存治療を行うかなど、患者様の下肢静脈瘤の進行度や状態・症状などを超音波検査を行います。
診察前の問診では、コブの発症時期、こむら返り、むくみ、だるさ、かゆみ、痛みなどの自覚症状に加え、生活習慣や過去の病気、身内に同じ症状がないか検査を行います。
診察は、視診(コブや色素沈着、潰瘍の確認)、触診(むくみ、皮膚の状態確認)、超音波検査(エコー検査)で、基本は立ったままの状態で行います。立つのが困難な場合は、座った状態でも可能です。
検査は痛みもなく、当院ではリラックスした状態で受けて頂けるよう配慮しておりますので、下肢静脈瘤の症状が続いている場合は早い目に診察・検査を受けて頂く事をおススメします。
検査などで分からない事や不安な点等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
以前は、「静脈造影法」などの患者さんに若干痛みを伴う検査方法を行っていました。しかし、近年では下肢静脈瘤検査の主流となった「超音波検査(エコー検査)」といった、患者様に痛みがない検査方法を採用しており、下肢静脈瘤の検査を気軽に受けて頂く事が可能です。
超音波検査(エコー検査)は、エコープローブ(音波を出して静脈を視察する端子)にゼリーを付着させて、患部にプローブを軽く当てると、リアルタイムでモニターに静脈の状態を確認する事が出来ます。患部の場所によってははっきり見えない等、画面で確認が難しい場合もありますが、血流の方向とスピードで逆流を確認するドプラ血流系による検査、血流に色をつけて逆流の有無を確認するカラードプラ検査を行います。
血液の逆流を調べるのに有用なのが、「超音波ドプラ検査」です。
超音波ドプラ検査は、救急車のサイレンの音が、近づいてくると音が高くなって離れていくと低くなって聞こえる「ドプラ現象」をいいます。このドプラ現象を利用して、赤血球に超音波をあてて血液の流れの速度の変化を音として表すのが「ドプラ血流計」です。万年筆より少し太い器具を当てて、太いプローブという器具を皮膚の上から血管にあて、血流の方向を調べます。プローブを血管の上にあて、ふくらはぎを手でつかむように圧迫します。血管が正常な場合には、逆流が起こらないため音はしません。
この音の大きさで、長さで逆流の程度を判断します。
「ドプラ血流系」と同じく、超音波を利用した検査方法です。
「カラードプラ検査」は、超音波を利用して血液の流れの向きをカラー画面で表示する方法です。足にゼリーを塗り、プローブという機器を当てる痛みのない検査です。原因の多くを占める足の付け根の血管までしっかりと検査します。
主な特徴として、血液の流れを色分けして表示することができます。心臓に向かう血流を青色で、逆流する血流を赤色で表示することができます。逆流の有無がしっかり分かる他、原因の場所も正確に確認できるので、診断や治療方法も直ぐに提示することができます。
ほかに、血管の内径を計ったり、血液の速度を測定することもできます。聴診によるドプラ血流計では得られない情報が得られますし、画像として記録に残すことができます。