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【院長コラム】
静脈内の血管の弁が壊れることで発症「下肢静脈瘤の炎症や血栓」

足に血管のコブができる下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)の症状には、こむら返り、足のだるさ、むくみ、色素沈着(シミ)、かゆみ、発赤(ほっせき)、皮膚の硬化などがありますが、稀に足の痛みを訴える方がいます。

下肢静脈瘤は、静脈内の血管の逆流を防ぐ弁が壊れることで発症します。足で使われた血液が逆流して十分に心臓に戻らず、血管内に溜まった状態となります。血流が停滞することで、血管内に血液の固まり(血栓)ができることがあり、その結果、血管が狭くなり、詰まらせたりします。これを「血栓性静脈炎」といいます。

静脈と園周辺の皮膚が炎症を起こすため、赤く腫れ、痛みを伴うのが主な症状です。
痛みが小さな範囲に限られている時は、湿布剤や鎮痛薬で経過観察します。しかし、上(心臓)に向かって少しずつ痛みが広がってくるような場合は、早めに医療機関で診察を受けて下さい。

また、急に足全体が腫れて痛みが強くなったら、深部の静脈に起こった「深部静脈血栓症」の可能性が考えられます。深部静脈血栓症は下肢静脈瘤がない人でも発症します。この症状が発生した場合は直ぐに医療機関に行き、治療することが必要です。

2018-04-06

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