初診は2024年10月中旬以降に予約できます。
日帰り手術は2024年10月下旬以降に予約できます。
日帰り手術件数 13,403件
(2004/5~2024/9)内訳
日本は他国に比べウオシュレットの普及が進んでおり、ウオシュレットで洗わないと気持ち悪いという人も少なくありません。
ウオシュレットで洗い過ぎるのは、先にも述べたとおり肛門に決して優しいものではなく、逆にキズをつけてしまうことがあります。ウオシュレットで洗いすぎることで皮膚防御機能が弱くなり、更に皮膚をトイレットペーパーでこすることで傷がつくことがあります。
通常肛門は油分によって守られていますが、ウオシュレットによってこれらの守ってくれる油分が流されてしまい、結果炎症が起こり痔など病気の起因になります。
また便器内が清潔に保たれていない場合は、ウオシュレットの水圧によって便器内の病原菌がで跳ねて肛門に付着する恐れもありますので、利用時は水圧をあまり強くし過ぎないように注意して下さい。痔の方は、水圧が強いと肛門に刺激を与えすぎて負担となり痔を悪化させてしまいますので、使用する際は水圧を弱くしてご使用下さい。(但し治療中は厳禁です)
水温も冷たい水は血行を悪くし、温かい水は油分を洗い流して痔を悪化させる原因となります。
肛門を清潔にすることは悪いことではないのですが、ウオシュレットの使いすぎは避けるようにしましょう。
お尻を清潔にしたいがためにウオシュレットで洗い過ぎるのは様々な病気に進行する恐れがあります。
肛門そう痒症(こうもんそうようしょう)とは肛門そう痒症とは、肛門の周りに痒みが生じる病気で、ウオシュレット石鹸、赤ちゃん用のおしり拭きでのきれいにし過ぎなどが原因となる病気です。長い時間ウオシュレットで洗い過ぎたり、トイレットペーパーで何度も擦り過ぎたりすると皮膚にキズが入り抵抗力が弱まる為、菌が繁殖して皮膚炎が起こりやすくなりこれが肛門そう痒症となります。ずっと座りっぱなしのデスクワークの方も、肛門周辺が蒸れやすく肛門そう痒症を発症する場合があります。また下着や生理用品の材質なども影響することもあります。
病気だと気づかないケースが多く、悪化すると肛門周辺の皮膚が爛れたり慢性化変色することもありますので、かゆみが酷いなど症状が続いた場合は直ぐに治療する必要があります。
肛門そう痒症の治療は、患部に軟膏を塗って治療を行い、肛門そう痒症に至った原因を見つけることで再度肛門そう痒症にかからないようにするよう、治すだけでなく再発しないように治療を行います。
予防としては、ウオシュレットの使用を中止し、便の拭き残しがないようにトイレットペーパーで優しく押え吹きなど、但しあまり拭き過ぎないように心掛けて下さい。また肛門を石鹸で洗うのも控えるようにして下さい。炎症が悪化する場合があります。
肛門を常に正常な状態にするように、下痢などにならないよう生活習慣も整えるなど食事のバランスなども大切です。
かゆみが収まらないなど症状が続く場合は、専門の医療機関にて診察を受けて下さい。
2018-08-01