【院長コラム】
日帰りでの手術が主流！下肢静脈瘤の手術

下肢静脈瘤は静脈内の血管の弁が壊れることが原因で発症します。足で使われた血液がうまく心臓に戻れずに、血管内に留まることで血流が悪くなり、血管が太くなります。そのほか、怠さや浮腫み、こむら返り、色素沈着などの症状も出てきます。
このような不快な症状が出てくると治療をお勧めしますが、静脈の壊れた血管は手術でないと治りません。

現在の下肢静脈瘤の手術は日帰り手術が主流で、身体的や精神的ストレスも軽減されています。入院の必要もなく、手術直後から歩行ができ、経過観察後に帰宅となります。帰宅後は、併発性疾患（血栓）予防のため、普段通りに動いている方がよく、安静は不要です。
散歩程度なら外出も大丈夫。術後に起こる多少の内出血なども特に問題はありません。

仕事を休めない人や家族の介護で入院できない人、高齢の人も、日帰り手術で治療を受けることが可能です。仕事や軽い運動、入浴は翌日から、激しい運動や体を使う労働は翌々日以降から始めることができます。
術後の安静機関が依然と比べると大きく変化し、直ぐに日常生活に戻れるようになっています。

治療を考えている人は、医療機関で下肢静脈瘤を専門とする医師に相談してみましょう。

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