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排便時、肛門の痛みが強く、細い便しかでません。心配です。

排便時の痛みは、切れ痔が原因であることが多いです。便が肛門を通る時に皮膚が切れ、痛みや出血を起こします。初期であれば排便習慣を整え、注入軟膏を使うのが効果的ですが、症状が進むと、見張りイボや肛門ポリープができ、肛門そのものが狭くなってきます。

 肛門が狭くなると排便時に切れることが増え、痛みも増します。そのため、乳製品などを摂取して軟便にし、出しやすくする人がいますが、さらに肛門が広がらなくなり、手術が必要になります。また、軟便や下痢便は肛門に負担をかけ、傷が悪化する原因にもなります。野菜ジュースや豆乳・ヨーグルト・牛乳などで軟らかく細い便になっていませんか。

 一方で、肛門を清潔にしようと石鹸でこすり洗いをしたり、温水便座で洗浄する方がたくさんいます。しかし、お尻を過剰に洗うと肛門の皮膚のバリア機能が失われ、さらに切れやすくなるので注意が必要です。

 切れ痔を予防するには、硬すぎず軟らかすぎない程よい太さの便を、毎朝すっきり出す習慣をつけることです。そのためには適度な運動をして、規則正しい生活を送り、腸の動きを活発にすることが重要です。また、食物繊維を多く摂ることを心がけましょう。

2024-03-24

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